悩みタイトル

胸や背中の片側の皮膚に発疹ができている。
水膨れができている。
ピリピリ、チクチクといった強い痛みがあり夜寝付けないことがある。
額からまぶたや鼻にかけて結膜炎、角膜炎などの目の症状がある。
顔面神経麻痺が起こり、口が空け開けづらいなどの症状が出ている。

水痘や帯状疱疹ウイルスが原因として引き起こされ、最初は皮膚にピリピリとする痛みから始まります。
その後、水痘など全身に発疹ができ、顔などに広がると顔面神経麻痺、視力低下に繋がります。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹は、かつて水疱瘡ウイルスに感染したことがある人が、ストレスや体調不良、疲労から発症することがあります。

皮膚に現れる発疹が収束した後も、ピリピリやヒリヒリといった持続的な痛みが続くことがあり、これを「帯状疱疹後神経痛」と呼びます。
この症状は日常の活動によって誘発されることがあり、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積などが悪化要因となることがあります。

帯状疱疹後神経痛に対処するための施術法として、一般的には薬物療法やレーザー治療などが行われますが、これらの方法では症状が長期間にわたり続くことがあります。

当院では、こうしたお悩みに対する施術を提供しております。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹は発症後3日以内に施術を受けることで早期に回復することが可能です。
しかし、放置や施術の遅れがあると、皮膚の症状が悪化して帯状疱疹後神経痛に進行するリスクが高まります。

水膨れや疱疹などの症状が収まった後でも、痛みが持続し、神経症状が10年近くも続く場合があります。これは、帯状疱疹が発症したときには正常だった神経線維が、ウイルスによって損傷を受けるためです。

ウイルスによる神経の損傷は、痛覚過敏やアロディニアなどの症状を引き起こし、日常生活や仕事にも影響を及ぼす可能性があります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹後神経痛は、痛みが3ヶ月以上続く場合に診断され、この状態では鎮痛薬が頻繁に利用されます。
この痛みに対する主な施術法は、鎮痛薬の処方薬によるものであり、他にも神経ブロック注射やレーザー療法などが行われることがあります。

日常生活の中でできる対策もあります。

まず、ストレスを溜めないことが大切です。
痛みに対して過度に意識を向けず、リラックスした状態を保つように心がけましょう。
神経的な痛みが伴うため、過度な冷却は避け、温かさを保つことが必要になります。
ゆっくりお風呂に入り、心身をリラックスさせることがお勧めです。

また、皮膚症状が強い場合は、衣服などでの摩擦に気を付けることが大事です。
摩擦によって痛みが引き起こされ、これによるストレスが症状の緩和を難しくすることがあります。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

当院で提供している帯状疱疹後神経痛に対する最も有効な施術メニューは鍼施術です。

鍼施術は痛みの軽減だけでなく、免疫機能を向上させる効果が期待できます。
さらに、交感神経を抑制し、副交感神経を優位にする効果もあり、精神面でも安定感が得られるとされています。

特に、全身鍼の施術がおすすめです。局所的な鍼施術もありますが、全身鍼施術の方が効果が高いです。
全身鍼は、患部だけでなく、それ以外の筋肉や関連部位にもアプローチでき、免疫機能や自然治癒力の向上に効果が期待できるメニューとなります。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼施術を受けることで、帯状疱疹後神経痛の症状、具体的には皮膚や神経痛が軽減されるだけでなく交感神経を抑制する効果もあり、心身ともにリラックスできます。

この施術により、痛みだけでなく神経系を整え、ストレスの軽減や就寝時の快眠にも効果が期待できます。
また、筋肉の緊張がほぐれ血流が改善されるため、体温が上昇することによって痛みも軽減されます。

鍼施術は薬物療法よりも早い効果が得られるため、長期間にわたり悩みやストレスを抱えている方に特にお勧めです。

軽減するために必要な施術頻度は?

この施術には通常、約10回ほどの施術が必要です。症状の程度には個人差がありますが、週に約2回から3回の施術を受けることが早期の軽減につながります。

最初の施術から数時間後には痛みが軽減し、約10回の施術を受けると数日間、痛みを感じない日常生活が送れるようになります。

ただし、完全な回復にはさらなる施術が必要であり、最低でも週に2回の頻度で続けていくことをお勧めします。