手足のしびれ
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手足のしびれは2種類あり、運動性のしびれと感覚性の物があります。
手の運動性のしびれはまず物が持ち上げられなくなります。
①片手だけではお茶碗が持てず両手を添えて持つようになったり、
②ジョッキを持てても口に運ぼうとすると持ち上がらない → コーヒーカップが持てる位だが傾ける事が出来ないなど、母指側の運動が出来なくなったりと様々です。
③手の感覚性のしびれは、お茶碗を持っている感覚がないので落としそう、と思ってしまいます。
④足の運動性のシビレは膝が持ちあがらずひきずったり、何もない所でつまずいたりします。
⑤足の感覚性のシビレは、正座した時のビリビリ痛みが増したり、床に足が着いた感覚がなくなる状態にに似ています。 -
手足のしびれにおける当院の考え
筋肉、腱、靭帯、骨組織によって血管が潰されて圧迫、伸展されます。組織が硬くなってしまったり、ずれて転位してしまうことにより引き起こされます。
血流が悪くなるとそこに老廃物がが溜まっていきます。その老廃物が神経に触れるようになり痛みを引き起こします。携帯の充電コードだと思って下さい。感覚、接触が悪いと電気が流れづらくなっていて充電が出来ない。コードが曲がっていたりつぶれていると接触は分かるけど、つながっているのに電気が送られてこないので充電に時間がかかったり、全くできずに逆に電池が減ってしまう。
コードの状態によっては電気が流れるんで調整しながら使用していく。時間が経つと不可逆的になってしまうと治す事が出来なくなる。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
日常生活では特にご飯が食べづらくなります。
食欲も無くなっていき、すぐ疲れるようになります。
手をつかわないので筋肉が萎縮してきます。
さらに持ち上がらなくなるので流動食、噛まなくていいものを好んで食べるようになってきます。
顎が細くなり、頭が前傾します。
全身の血流が悪くなり顔色が黒く、紫色上になります。
外出を控えるようになり、自律神経が狂いだし、めまいや吐き気を誘発します。
足が痺れると、外出を控えるようになりトイレやお風呂に入りたがらなくなります。
靴下も履きづらくなっているのでフローリングでない部屋にいるようになります。
寝たきりになってしまうとかなり筋力が落ちているので寝返りを打てず褥瘡になります。
感覚のシビレが広がっていると特に顕著です。 -
手足のしびれの軽減方法
まず動かす事です。ストレッチも出来たらいいですが、まずは使う事です。繰り返し使う事によって神経線維が太くしっかりと張り巡らされます。
そしてパートナーストレッチ、患者様は寝ていて、術者が伸ばす事により自分でやるよりもローリスクで伸ばせます。ストレッチは筋トレにもなるのでだんだん筋肉が増えてきます。
その後セルフストレッチ、自分の身体を使ったストレッチであったり、自分の体重を利用して行います。筋力、馬力を上げるイメージです。筋量が増えていくと血流が良くなります。そうすると老廃物も流れ始めます。神経は筋肉と違い、筋肉痛が消える感じとは違って、あまり気づきません。
そういえば神経によるシビレが無い、と後から気づくことが多いです。神経は区雑な司式なので修復に時間がかかります。 -
お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
筋膜ストレッチ、EMS、鍼療法がおススメです。
筋膜ストレッチはパートナーストレッチといって患者様は寝ているだけで伸ばすので通常より遥かに高い効果のストレッチが安全に行う事ができます。EMSは施術用の特殊電圧機器で、筋肉のポンプ効果を高める事により血流を良くしたり、ポンプ自体の筋力増強を行い電気が流れていなくてもポンプ強化により血流が良くなり老廃物が流れ、貯まらなくなります。
鍼はツボ刺激により全身の循環を向上し、内臓系にも働くことにより感覚を取り戻してくれたり、痛みを緩和させ緊張を取ります。緊張しているままだと筋肉が硬くなってしまうので、血流が良い状態を保つことが出来、その人本来の治癒能力を取り戻してくれます。
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軽減するために必要な施術頻度は?
週に、2、3回で6ヶ月が目安です。筋肉の倍はかかると思って下さい。複雑な司式で治癒機序の流れが止まるとすぐに治るサイクルが止まるので、頻回施術が必要です。
施術開始時に頑張って良い状態をキープできると、後半は週1回のペースでも大丈夫です。
ご質問あれば当院までご連絡下さい。ご来院お待ちしております。