背中の痛み｜安倍川駅前総合治療院

背中の痛みには大きく3つのタイプがあります。

まず、動かすと痛い場合は主に背中の筋肉の問題が考えられ、姿勢不良や巻き肩、猫背などが原因として挙げられます。
次に、叩くと響く痛みがある場合は泌尿器系の問題が疑われることがあります。
最後に、背中全体の痛みの場合は循環器、呼吸器、消化器に問題がある可能性があります。

筋肉系の問題では、姿勢不良による背中の筋肉のコリやハリが原因であったり、急な動作、身体の冷え、姿勢不良、運動不足、睡眠不足、水分不足などの原因によってぎっくり背中が発生することがあります。ぎっくり背中は正式には「筋・筋膜性疼痛症候群」といい、背中の筋肉や筋膜がストレスや筋肉の緊張によって肉離れのような状態になってしまう症状です。

筋肉系の症状では、肩甲骨の内側にコリがある患者様が多く見られます。セルフケアが難しいため、痛みが取れにくく慢性化しやすいです。ぎっくり背中は急な動作などで背中の筋肉や筋膜が刺激を受けて傷つくことで炎症が起こり、動作や呼吸で胸部が動くと症状が現れます。痛みが発生してから治まるまで、平均すると5日から2週間かかると言われています。

ぎっくり背中の症状としては、背中に急激な痛みが走る、背中の筋肉が突っ張る、身体を傾けると痛む、大きく息を吸うと痛む、前屈しようとすると痛みが出るなどがあります。背中は呼吸器も近くにあるため、呼吸などの動作で痛みが誘発されるのが特徴です。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢、前のめりでパソコンと睨めっこしていたり、長時間のスマホ使用による前傾姿勢、長時間の車の運転など現代社会では起こりがちな原因が日常には潜んでいます。

特に、主な原因として現代人に多い猫背姿勢が挙げられます。猫背などの不良姿勢は、頭の重さをうまく分散することができず、首や背中の筋肉に過度な負担をかけてしまうため背中の痛みを引き起こします。猫背姿勢はなかなかセルフケアで軽減することが難しいため、慢性的な痛みへ繋がってしまいます。

他にも変形性脊椎症は加齢に伴う脊椎の変形が原因で背中が丸くなり、鈍痛が起こります。

背中の痛みを放置すると筋肉が疲労し硬くなり、血管などを圧迫して血行が滞ることで血行不良をもたらし、これにより疲労物質や有痛物質が溜まり、痛みが増すという悪循環に陥ってしまいます。特に、セルフケアで軽減が難しい猫背姿勢では、なかなか背中の痛み、コリ、ハリを取り切ることが難しいと言われています。

背中の痛みによって、デスクワーク中に痛みが出て長時間のパソコン作業が辛くなったり、長時間の運転が辛くなり、日常生活に支障をきたしてしまうため、しっかりと痛みを根本的に軽減することが大事です。

当院では、背中の痛みに対してアプローチできる施術方法が主に7つあります。

1つ目は手技施術です。
手技施術によって直接背中のコリをほぐし、血流の改善が期待できます。

2つ目は遠赤外線施術です。
温めることで背中の痛みの原因となる血行不良の軽減が期待できます。

3つ目は肩甲骨はがしです。
猫背、巻き肩、背中のハリの軽減が期待できます。

4つ目は猫背矯正です。
背中の痛みの原因となる猫背姿勢を改善するために行い、効果が期待できます。

5つ目は全身矯正です。
背骨や骨盤のズレを修正することで付着している筋肉の緊張を和らげ、根本的なアプローチが期待できます。

6つ目は筋膜ストレッチです。
筋肉の柔軟性を高めることで、痛みの軽減が期待できます。

7つ目は鍼施術です。
血行不良や痛みが出ている筋肉に直接アプローチすることで、痛みの軽減が期待できます。

背中は人間の身体の大部分を担っているため、さまざまなアプローチ方法があります。

背中の痛みを軽減していくためには、いくつかのポイントがあります。

今ある痛みを取りきりたい、すぐに効果を実感したい場合には、鍼施術が即効性があるとされています。手技施術では届かない筋肉に直接アプローチすることができるため、迅速な効果が期待できます。

背中の痛みは、1日2日で発生するものではなく、長い年月をかけて蓄積されたものが多いです。したがって、バチッと1回で完全に解消することは難しい場合があります。まずは矯正施術で背骨や骨盤の位置を正常に戻すことで、筋肉が引っ張られたりダメージを受けることを防ぎ、根本的な背中の痛みの軽減が期待できます。