脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症は中高年に多く見られる症状の一つです。
年齢とともに身体が変形していきますが、この変形によって脊柱管が狭くなり神経を圧迫していきます。その他にも神経の背中側に通る黄色靭帯が厚くなることにより骨と骨の間にある椎間板が突出し、ヘルニアになることがあります。
脊柱管狭窄症になると、神経の圧迫によってしびれが出やすくなります。そのため、歩行中に痛みやしびれを感じることがあり、歩きながら休憩を取ることが習慣となることがあります。さらに、神経の圧迫によって排尿や排便障害が起こることもあります。
症状が進行すると姿勢に関係なく痛みが表れ、痛みが軽減されないまま続くことがあります。
脊柱管狭窄症の根本原因は?
脊柱管狭窄症の原因として、姿勢と筋力低下が挙げられます。現代社会では、デスクワークや日常生活において腰に負担がかかる姿勢をとることが多くなっています。そのため、加齢以外にも日常的な姿勢や運動不足も重要な要因です。姿勢の意識や適度な運動が不足することで筋力が低下し、体の支える力が弱まるため、姿勢不良が生じます。これが脊柱管狭窄症の原因となります。
筋力低下は日常生活での運動不足が主な原因です。現代の生活では運動機会が減少しており、筋力の低下が進んでいます。筋力が低下すると体を支える力が弱まり、姿勢が崩れやすくなります。このような生活習慣が脊柱管狭窄症の発症につながる可能性があります。
脊柱管狭窄症を予防するためには、姿勢の意識と適度な運動が重要です。日常生活での姿勢や運動に注意を払い、定期的な体のケアを行うことが症状の軽減や予防につながります。
こんなお悩みはありませんか?
脊柱管狭窄症の症状
歩行時や立っている時に臀部から下肢にかけて痛みや痺れが出ることが多くあります。
腰痛はほとんどなく、しびれなどによって歩くことが困難になることが多くあります。
身体を横にしないと眠れない、排尿、排便障害が起こることがあります。
朝や気温が低い時期に症状が強くなることが多く、冬場にしびれ、痛みが多くみられます。
症状は前傾姿勢で軽減、伸展、立位で増強することが特徴的です。
神経症状では馬尾型や神経根型がありほとんどが神経根型となり神経根が圧迫され下肢痛が症状になります。馬尾型では下肢にしびれやだるさが多く出ることがあります。
また、歩行時には下肢痛や痺れを伴い、休むと症状が治まるのが特徴になります。
脊柱管狭窄症 に対する当院の考え
当院では、脊柱管狭窄症について考え方がいくつかありますが、脊柱管狭窄症は姿勢や筋力低下が関与していると考えています。
その原因の1つは、日々の身体の使い方にあります。日常的な行動によって身体のバランスが悪くなり、歪んだ姿勢が正常だと身体が認識してしまっています。
また、筋力低下も一因として挙げられます。近年、運動不足や外出の機会の減少により筋力低下が進んでいることが指摘されています。そのため、日常の習慣や生活環境を見直すことで脊柱管狭窄症の予防が可能と考えています。
脊柱管狭窄症 はなぜ起こるのか?
脊柱管狭窄症の要因は多岐にわたります。
一般的には、重い荷物を持ち運ぶ作業をする人や肥満の人など、腰椎に負担がかかる方によく見られます。また、骨粗鬆症や圧迫骨折、側彎症など、骨の変形が神経を圧迫することで引き起こされる場合もあります。
加えて、若い頃から腰への負担が多い人や、筋力をあまり使わない人は筋力低下により骨の負担が増加しやすくなります。
これらの要因から脊柱管狭窄症が引き起こされます。脊柱管狭窄症は姿勢からくる負担だけでなく、日常生活での筋力不足も原因の一つとなります。
脊柱管狭窄症 を放っておくとどうなるのか?
脊柱管狭窄症を放置すると様々な症状が表れます。歩行時に痛みやしびれ、間欠性跛行という症状が見られます。間欠性跛行の初期の段階では少し歩くと痛みが出て、休憩が必要になります。また、姿勢が前かがみになると痛みが軽減されることがあります。
これらの症状を放置すると、足にしびれや痛みが生じたり、歩行が困難になったり、排尿や排便が困難になる可能性があります。症状が進行すると姿勢に関係なく足に痛みやしびれが表れ、足の筋力が低下し、歩行距離も短くなります。
脊柱管狭窄症 に効果的な当院の施術メニューは?
脊柱管狭窄症に対して効果が期待できる施術メニューをご紹介します。
まずは「遠赤外線治療」と「手技施術」です。この症状では筋肉の硬さが痛みやしびれを増大させますので、筋肉を温めて緩めることが重要です。
次に、痛みを軽減するために「鍼施術」が有効です。鍼施術は手技施術とは異なり筋肉に直接アプローチできるため、痛みやしびれの軽減が期待できます。
また、「矯正施術」もお勧めします。矯正施術では歪んだ骨格を正しい位置に戻すことで骨にかかる負担を軽減し、姿勢不良による症状の軽減を目指します。
その施術を受けるとどう楽になるの?
【遠赤外線治療と手技施術】
まず、遠赤外線治療と手技施術では筋肉の硬さを緩めることにより、痛み物質が流れて症状が軽減されます。これにより、痛みやしびれを感じにくくなります。
【鍼施術】
鍼施術では、筋肉への直接的なアプローチが可能であり、筋肉の硬さや炎症反応など、身体の内側からの反応が軽減されます。
【矯正施術】
そして、矯正施術は歪んだ骨格を正しい位置に戻すことで骨にかかる負担を軽減し、神経圧迫を軽減します。これにより、症状の根本的な原因を改善していきます。
脊柱管狭窄症 を軽減するために必要な施術頻度は?
上記のような施術を行い症状を軽減させるためには、症状の程度によりますが身体を根本的に整えるためには毎日の施術が理想的です。
身体を良好な状態を維持するためには、週に2~3回の施術が最低限必要です。最初はこのペースで施術を行いますが、状態に応じて頻度を調整していくことも必要です。