冷え性
寒いわけではないものの手足が冷たい。
何をしていても手足が冷たくて辛い。
就寝時に手足が冷たいままで温まらず寝られない。
手袋やブーツを履いても手足が冷たい。
温めてもすぐに手足が冷えてしまう。
下痢や便秘になりやすい。
食事制限などをしても痩せない。
このようなお悩みがある方は冷え性の疑いがあります。冷え性の方は慢性的になってしまい仕方がないと諦めてしまっている方も多いですが、原因をしっかりと施術してあげることで改善される方も多くいらっしゃいます。
冷え性に対する当院の考え
当院では冷えはいくつかの原因があると考えており、
・筋肉の緊張や筋肉量の不足、血管系の疾患や女性ホルモンの乱れなどによる血流の悪化
・ストレスや不規則な生活などによって体温を調整する命令を出してくれる自律神経が乱れてしまうこと
・筋肉の不足による発熱量や血流の低下
などを主な原因として考えています。その中でもデスクワークやストレスが多い昨今では長時間のデスクワークからくる筋肉の緊張や多大なストレスによる自律神経の乱れからくる患者様が多いように感じられます。当院では矯正、ストレッチ、鍼といった様々な施術があるため患者様のお身体にあった施術を行うことができます。
冷え性を放っておくとどうなるの?
冷え性をほうっておくと内臓の働きや代謝が悪くなり免疫力が低下したり白髪、抜け毛、肌の乾燥やくすみ、肥満などがおきやすくなります。身体が冷えるため、だるさ、下痢、不眠、肩こり、頭痛、月経不順などの不調が起こりやすくなるほか、普通の冷え性だと思って放っておいて実際は病気が隠れている場合もあります。例としては低血圧や貧血、膠原病や甲状腺機能低下症、ASO(閉塞性動脈硬化症)などが考えられ、ASOは運動不足やたばこの吸いすぎの方に多くみられます。命の危険がある病が隠れている可能性もあるため、ただの冷えと放置せず対処を行い、改善されない場合には病院への受診をおすすめさせていただきます。
冷え性の改善方法
冷え性の改善のためにはまず血流の改善が必須となります。そのため、筋肉の緊張緩和、筋肉量の増加、自律神経を整えることなど様々なことが必要となってきます。筋肉の筋緊張緩和や自律神経へのアプローチとして自宅でできる改善方法としては入浴などで体を温めていただいたり、ストレッチを行っていただく方法があります。特にストレッチはリラックスしているときに働く副交感神経が優位となりやすいためお風呂あがりなどで身体が温まっている際にぜひやって行ってみてください。
筋肉が少ないと感じられている方で特に足の冷えが少ない方はふくらはぎや太ももの筋トレが効果的なのでぜひ行ってみてください。
冷え性の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
当院の施術メニューとしては冷え性の改善に効果的なものとして骨格矯正、部分・全身鍼、全調整鍼などがあります。
まず筋肉に対するアプローチとしては骨格矯正や部分・全身鍼が効果的です。矯正によって骨格を正しく整えることで張っていた筋肉にゆるみを与えたり、鍼によって直接筋肉を緩めることができます。
次に自律神経へのアプローチとして全調整鍼もおすすめです。全調整鍼ではお身体全体の調子を東洋的な鍼で整えるためストレスなどからくる身体の不調を改善することができます。
お身体の状態によっても有効な施術は変わってきますので、ぜひ一度ご来院下さい。
その施術を受けるとどう楽になるのか
骨格矯正では、全身の歪んだ骨格を整える施術を行っていきます。骨格が歪んでいると筋肉が本来以上に張った部分が生まれてしまうため身体の動きが悪くなり様々な箇所の筋肉が連鎖的に硬くなってしまいます。そうして硬くなることで血流が悪化していくため、全身の骨格を整えることで全身の動きを良くし、筋肉が硬くなりづらく血流が悪くなりづらい、いわゆる冷えの出づらい身体にしていきます。そうすることで最終的には施術を行ったときだけでなく日常的に冷えの出づらい身体となっていきます。
改善するために必要な施術頻度は?
当院では改善するために必要な施術頻度としては最低でも週に2回以上のご来院をお願いしています。1度の治療効果の持続時間は約72時間と言われていることが主な理由ですが、その他にも症状のあった期間が関係しています。冷え性は慢性的になってしまっている場合が多くそのほとんどが年単位で悩まれていますが、基本的に症状のある期間が長く、根深いほど治療の時間がかかりやすいため、冷え性に関してはこの頻度を最低頻度とさせていただいてます。
冷え性関連でよくある質問
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Q.冷え性を放っておくと身体にどんな影響があります?
A.大きく分けると「免疫低下」「身体の不調」「美容」に大きく影響を与えます。
「免疫低下」は内蔵器に供給される血液量が冷えにより低下し引き起こされます。免疫が低下すると通常よりも感染症にかかりやすくなり発症した際の症状が重くなり、治り辛くなるため昨今のご時世であれば更に注意が必要です。
「身体の不調」は免疫低下からくるものだけでなく自律神経の乱れからくる倦怠感、下痢、不眠、頭痛、女性であれば月経不順なども挙げられます。
「美容」への影響は冷えによる代謝機能低下が主な原因で肌の乾燥、くすみ、髪の抜け毛、白髪などの原因となりますので、冷えは美容の天敵と言っても過言ではありません。 -
Q.冷え対策できる食べ物は?
A.冷え対策ができる食べ物は「ビタミンE」が多く含まれている食べ物です。ビタミンEは特に冷えが起きやすい手足末端の血行障害を改善する働きがあります。また、ホルモン分泌を調整する作用もあり自律神経の乱れを改善する効果もあるため冷え改善には欠かせない栄養素となります。
このビタミンEを多く含む食べ物はアーモンドなどのナッツ類やツナ缶などの魚類系の缶詰めなどが該当します。
これらを普段の食事に入れる場合、サラダをお勧めします。理由としてはサラダはどんな献立にも入れやすいメニューで、毎日摂取しやすいからです。
これらを抑えたオススメメニューはシーチキンサラダや、アボカドにもビタミンEが含まれているためくるみと和えたアボカドナッツサラダなどがオススメです! -
Q.温めるだけでも改善されますか?
A.冷えが出ているので温めるということはとても単純で行いやすい方法ですが、誤解も多く注意すべき方法です。温めること自体は悪いことではありませんが、温めすぎると汗をかいてしまうからです。
発汗は体温を調節するための機能で、身体を冷やそうとしてしまう効果があるため結果的に冷えを助長してしまいます。
そのため長風呂などの温活は取りがちな行動ですがやりすぎてしまうと汗をかき身体を冷やしてしまいます。また、寝るときに靴下を履いて寝ると言った行動も靴下が厚すぎたりすると寝汗をかいてしまい冷やしてしまいます。
何事も適度に行うことが大事です。 -
Q.手や足が冷えやすいのはなぜ?
A.冷えにも種類が多くありますが手、足に冷えが発生するものは「末端型冷え性」と言われており「運動不足」が原因になることが多いです。
大前提として体温が高い場所は血液が多く通っている場所です。手や足は身体の末端に位置しており血液を送る心臓から最も離れている場所で血液が送られてくるまで時間がかかります。さらに足は血液が心臓に戻る際に重力に逆らうように戻るため血液の渋滞が起こりやすくなっています。そのため手や足は他の部位に比べて冷えやすい場所となってしまっています。
では、普段はそんな場所にどう血液を送っているかというと筋肉が大きく関係しています。筋肉にはポンプ機能というものが備わっており筋肉が動いているときにポンプのように血液を送る機能があります。しかしこの機能は筋肉量に依存しているため、運動不足によって筋力が低下している方はこのポンプ機能も低下し冷え性に繋がると言われています。
また、男性女性を比べると女性の方が筋肉量が少ないことが多いため運動不足の女性は特に注意が必要です。 -
Q.身体が冷えるから飲み物を控えた方がいいですか?
A.必要以上に取ってしまうと余分な水分が身体を冷やしてしまいますが水分は毎日1〜2リットル以上補給することをオススメします。水分を適量摂ることで体内の老廃物を排出させる効果があるため「水を飲む=冷える」と思わなくても大丈夫です。むしろ、老廃物が排出されれば血液の巡りが良くなるので結果的に体温は上がります。
もちろん冷水を飲む場合、身体は直接冷やされてしまうためできれば常温水が望ましいです。
また、上記での適切水分摂取量は2リットルほどと記載してありますが体重によって個人差が出ます。
算出方法は体重×1キロあたりに必要な水分量(幼児100~120ml、子供50~100ml、成人50ml、老人40ml)で算出できます。さらに水分は食事でも摂取され、1日で食事から摂れる水分量は1.5リットルと言われています。
つまり、50キロの成人の1日適切摂取量は50×50−1500(ml)=1000となるため1リットルが1日の適切摂取量となります。 -
Q.薬以外の冷え性改善法はありますか?
A.冷えの主な原因は血行不良によるものなので筋肉をほぐしたり、ストレッチを加えることで血流改善がされ冷え性対策になります。
特にふくらはぎの筋肉は重要です。
ふくらはぎは第2の心臓とも言われるほど血行に関わってくる大事な筋肉です。ふくらはぎをほぐすだけでも全体的な血行改善ができます。
ほぐす方法としては直接手技で行うものとストレッチがありますがご自身で行う場合、1人でも行いやすいストレッチをおすすめします。今回は座った状態で行う方法と立った状態で行う方法を紹介いたします。
座ったままで行う方法は
1.座った状態で片足を前に出し、踵を突き出して10秒〜15秒伸ばす。
2.次につま先を突き出して10秒〜15秒伸ばす。
これらを左右交互に行ってみましょう。
立ったまま行う方法は
1.つま先立ちを行うように伸ばし、ふくらはぎに負荷がかかる場所で10秒〜15秒キープ
2.地面に踵をつけて10秒休む
これらを繰り返し行います。
上記2つのストレッチはどちらも普段行いやすいものになっていますので是非習慣付けて行ってみて下さい!