悩みタイトル

片方の背中に急激な痛みが走る
片方の背中の筋肉が突っ張る
身体を傾けると痛む
大きく息を吸うと背中が痛む
前屈しようとすると背中が痛みが出る

ぎっくり背中は病名ではなく、ぎっくり腰や寝違いのような痛みを背中に感じることからそう呼ばれますが、ぎっくり腰とは違い筋肉の損傷による肉離れに近い状態になります。
原因には体の冷え、柔軟性不足(肩甲骨周辺の筋肉)や肩甲骨の可動域が少ない、姿勢不良が挙げられます。

ぎっくり背中に対する当院の考え

当院が考える「ぎっくり背中」は筋肉の柔軟性、骨格の歪みから来ると考えています。
一つ目に柔軟性です。筋肉の使いすぎ、ケア不足により柔軟性が少なくなるとその筋肉の伸縮性が少なくなります。輪ゴムに例えると劣化した輪ゴムを過度に伸ばし続けると切れてしまう状態と同じです。それが疲労した筋繊維で起こるため、輪ゴムのように切れやすくなってしまうのです。

次に骨格の歪みです。筋肉は骨から骨に付いているため、姿勢不良の様な状態が続き骨格の歪みが出ることにより、伸ばされる筋肉と縮んでいる筋肉に分かれます。ぎっくり背中は一つ目にお話ししたように伸び切った輪ゴムを更に伸ばすことで切れる現象と一緒なので、伸ばされている側に急激な痛みを伴うのです。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放っておくとどうなるでしょうか。ぎっくり背中は急性期ですと炎症を起こしています。炎症は発症から約72時間の間起こっていると言われています。その間に適切な処置、安静を行わないといけません。
なぜなら背中の筋肉には上に行くと首に繋がり、下に行けば腰に繋がる筋肉が存在します。なので放置をしていると背中だけでなく、首、腰にも負担が掛かってしまいます。首周りの筋肉でしたら痛みだけでなく、自律神経症状でもある頭痛、めまいなどにも繋がることがあり、腰に負担が掛かればぎっくり腰や筋肉の硬さから神経を圧迫し、脚への神経症状が出る場合があります。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中の原因を治す事により軽減されていきます。原因は上記でもお話しした通り、柔軟性、骨格の歪み、体の冷えなどから来ていますが、急性期(発症直後)は熱を持っている状態になるので、まずは、患部を冷やし安静にしていることが重要になってきます。
3日ほど経つと炎症期が終わりますので、そこからは背中を中心に温めていき、筋肉の緊張をほぐしていきます。例としてシャワーだけで済ましていた方は湯船に浸かり体全体を温めてあげて下さい。
ゆっくりでいいので肩甲骨の可動域を上げるためのストレッチをしていきます。安静といっても動かなさすぎても筋肉は固まってしまうので、適度に動かしストレッチも行っていきます。

施術を受けるとどう楽になるのか

まず急性期に行う『EMS』は患部の炎症抑制、鎮痛作用があります。他にも患部周辺の筋肉へ刺激を与えることで今まで使われていなかった筋肉を一時的に使えるように作用させ、痛みの出ている筋肉の負担を減らしていくことができます。

『鍼施術』は患部や患部周辺の筋肉に鍼を打つことで体の治癒力を上げ、傷んでいる筋繊維の回復力を高めます。

次に『矯正施術』を行なっていき、根本治療を行なっていきます。
『全身矯正』は骨格、骨の位置を正常な位置に戻すことにより筋肉、骨への負担を減らし、痛みが出にくい体を作っていくことが目的です。

『猫背矯正』では、体の前側の筋肉が縮むことで肩が丸まり、背中も丸まっているお身体に対してアプローチしていきます。この状態は背中の筋肉が常引き伸ばされているため、この姿勢を矯正し、肩甲骨の可動域も広げる事で症状の軽減に繋げていきます。

軽減するために必要な施術頻度は?

痛みをとる期間は約2週間ほどかかります。
発症直後は週に2〜3回、状態にもよりますが毎日来ていただいほうが治りが早くなります。

矯正施術は毎日施術をして正しい姿勢が記憶されるまで最短でも3ヶ月の施術が必要になります。
72時間以上(週2〜3日に1度)空けないように来院して頂くと、体の記憶が常に正しい状態を維持できるので大切です。
矯正施術だけでは筋肉の硬さは取り除けないので毎日ストレッチをすることが大切です。