悩みタイトル

起床後など長時間同一姿勢後の膝のこわばり、重だるさを感じる。
階段昇降時、急な方向転換時に痛みが生じる。
短時間の休息により痛みの消失がある。
中期になると痛みの消失が無くなり痛みの増加、腫れや熱感を感じやすくなる。
歩行時に関節する減り摩擦が大きくなることによりきしむような感覚と共に痛みが出現する。

このような症状でお困りの方は、『変形性膝関節症』かもしれません。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は、女性に多く見られる疾患と言われています。

過去に膝の怪我をした経験がある方や、適度な運動ができていない方が発症しやすい傾向があります。
また、姿勢の悪さや肥満などが膝関節に負担をかけやすく、特に注意が必要です。

当院では変形性膝関節症を、姿勢や筋肉の硬さからくるものと捉えています。
直接的な施術が難しいため、日常生活の背景を詳しく把握し、原因を探りながら施術を行います。

症状を放置すると、日常生活の動作に負担がかかり、身体のバランスが崩れて他の部位にも痛みが現れる可能性があります。

そのため、症状が軽い段階での施術をおすすめしています。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症の初期症状としては、膝関節の腫れや熱感、関節内に水がたまることがあります。

また、膝を固定したままの姿勢を長時間続けることによって、初動時のこわばりや動作時の痛みが現れます。
中期に入ると、痛みの頻度が増え、正座やしゃがみ込みなどの動作が困難になり、膝の曲げ伸ばしの制限が現れ始めます。
末期になると、膝関節の可動域がほとんど失われ、完全に曲げ伸ばしができない状態になります。

これにより歩行に支障が生じ、日常生活での行動範囲が極端に制限されるため、膝関節だけでなく、身体の他の部位にも痛みが現れやすくなります。
特に、変形性膝関節症ではO脚と呼ばれる変形が生じやすく、これにより膝関節への負担が増大します。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の症状の軽減が期待できる方法は、膝関節の変形による筋肉の緊張が起こっているため、筋肉の緊張を緩めることが重要です。

また、筋肉の緊張を緩めるためには筋肉を温めることも効果的とされています。
特に膝関節周りの筋肉を鍛えることも重要です。太ももの前の筋肉を鍛えることは特に効果的です。

また、薬物療法も選択肢の一つです。外用薬や内服薬を使用することで一時的に症状を軽減することが期待できます。
手術療法も一部の重度の症例で選択されることがありますが、日常的な対処療法としては温めることが望ましいです。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では変形性膝関節症に対して、『全身骨格矯正』、『筋膜ストレッチ』、『鍼灸施術』、『遠赤外線施術』、『手技施術』などの施術が行われます。

変形性膝関節症は姿勢不良や筋肉の硬さが原因とされることがありますので、矯正施術は効果が期待できます。

全身骨格矯正では姿勢の改善だけでなく、脚長差やO脚の矯正も行われるため、効果的なアプローチとなります。
筋膜ストレッチは下半身の筋肉をストレッチすることで、特に膝関節周りの筋肉の緊張を緩め、柔軟性を高める効果が期待されます。
遠赤外線施術や手技施術では、膝関節周りの筋肉を温めて緊張を緩め、その後に手技施術を行うことで筋肉の柔軟性を促します。
鍼施術では直接筋肉にアプローチし、効果が得られることがあります。

その施術を受けるとどう楽になるのか

骨格矯正では患者様の姿勢を細かく診させていただき、お身体のバランスを整えます。
これにより骨盤や背骨の位置が正しくなり、全体のバランスが良くなります。
姿勢だけではなく、骨に付着している筋肉も緩む効果があります。
変形性膝関節症に関わると、立ち姿勢の際に左右差なく立つことができるため、体重が片側に偏ることがなくなり、痛みの軽減が期待できます。

筋膜ストレッチや鍼灸施術では、筋肉や筋膜にアプローチして直接的に膝関節周りの筋肉を緩め、痛みを取り除いていきます。
遠赤外線療法では、筋肉を温めて緊張した筋肉を緩め、血流を促進します。これにより、溜まっていた痛み物質の流れを良くすることが期待できます。

手技施術では、ストレッチや鍼灸施術と同様の効果が期待できます。
また、膝関節周りだけでなく、体全体の筋肉にアプローチすることができるため、全体の筋肉の緊張を緩め、血流促進を促すことで痛みの緩和を促していきます。

軽減するために必要な施術頻度は?

初めてご来院された際には最低でも週2回から3回の頻度で来院していただくことをお勧めしております。

施術後は痛みが引いても、数日後に再び痛みが戻ることが初めはあります。
その場合は痛みが戻る前にご来院いただくことをおすすめします。
初回の来院時には痛みや辛さが戻る期間を覚えていただき、2回目の来院時にお話を聞かせていただき、再度、どのくらいの頻度で施術を行うことが適切かをご案内しています。

人の身体は痛みがなく良い状態になるまでには、半年から1年以上かかると言われています。
この期間の中で、最低でも週2~3回の施術を続けていく必要があります。

痛みの状況など、患者様個人の状態によって変化もあるため、まずはお気軽にご相談ください!