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安倍川駅前総合治療院

ヘルニア

悩みタイトル

  1. 椎間板ヘルニアは初期症状として腰の痛みから始まります。その後放散痛といって周囲に痛みが広がっていきます。重い物を持ち上げた際によく起きる症状です。痛みがどんどん強くなり、激痛に変わっていきます。いわゆる「坐骨神経痛」といった症状が出ます。腰を曲げると大腿部や下腿部にしびれるような痛みが走り、前かがみしにくかったり、腰や背中の筋肉が凝り固まってしまいます。放散痛とは馬尾型の症状で、場所によって様様で、
    ①しびれはあるが痛みはない
    ②しびれや痛みが足の裏側に起きる
    ③しびれや痛みが足の両側に起きる
    ④お尻の周りが火照る、もしくはしびれる
    ⑤歩行していて尿漏れしそうになります。

  2. ヘルニアに対する当院の考え

    椎間板とは腰の骨、椎骨と椎骨の間にある「椎間板」という体重をクッション作用で分散する軟部組織であり、椎間板が運動や体重の衝撃で損傷し、中の髄核が漏れ出てきて椎骨の横にある神経線維を圧迫する事をヘルニアといいます。頚部や背中にも起きますが、好発部位は腰部です。
    原因としては背骨が歪んだ状態で動いた際に痛める場合が多く、椎間板の摩耗や、喫煙も影響すると言われています。具体的な動作でいうと重いものを持ち上げる、引っ張り上げる、腰を捻る、長時間座り仕事をしていて立ち上がる、お辞儀をする、イスに座る、車運転中、左右確認の為に身体が前のめりになる、ソファに座っていて膝に本を載せて読む、洗顔時に前かがみになる、などが挙げられます。
    前かがみが辛いので疼痛性側弯という一時的に側弯、横にお辞儀するような姿勢を取り、筋硬結が強くなります。

  3. ヘルニアを放っておくとどうなるのか

    髄核の腫れが進むと神経の圧迫が顕著になり、下肢に於いて随意筋の運動麻痺により自らの意志では筋が動かせず歩行困難、立っていられなくなり間欠性跛行になり座り込むようになり、5分~15分程休まないと立ち上がれなくなったり、感覚麻痺~温冷覚、触覚、位置覚が感知できず、温冷覚麻痺により寒冷時に凍傷になっても気付くのが遅れてしまい手足の指先が壊死してしまい切断になってしまう方や、触覚麻痺により痛みに気づかず放置して腫れているのに歩行して腫れをひどくしてしまう方、位置覚が分からない為に家具などに足をぶつけてしまい怪我につながったりします。
    馬尾型の場合、陰部神経にも関わってくるので尿漏れや頻尿などの排尿障害になったり、歩行障害により寝たきりになり、感覚がマヒして寝返りも打てずに褥瘡になり皮膚がずるむけになると皮膚の移植が必要なケースもあります。

  4. 当院のヘルニアに対する施術とは

    整形外科などでは湿布やけん引などで対処しますが、我慢して放置していた方は手術適応になる方もいらっしゃいます。以前は多く手術が行われていましたが、5年後10年後に再発するケースが多かった為に今では保存療法の方が予後は良いケースがあります。
    当院では矯正治療をおススメしております。普通ヘルニアの方の場合は曲げる動作は比較的大丈夫なのですが、捻る動作で痛みが誘発されます。ヘルニアでの「髄核の腫れ」は左右に発生することが多く、捻るとより誘発されます。なので腰部の矯正に於いて捻る事無く矯正出来れば凝り固まった筋肉がまっすぐになり、痛みが緩和されます。なので矯正する前にSLRテスト(ストレート・レッグ・ライジングテスト)、患者様に仰向けになってもらい下肢を伸展させながら挙上させ、腰部の神経根に痛みやしびれが無いか、臀部に放散痛、馬尾型の症状が出ないか確認した上で、ヘルニアの反応が陽性であればそれに留意した矯正を行います。具体的には「ドロップ矯正」といい、横向きで歪んでいる場所を捻らず、ピンポイントに矯正を行う必要があります。

  5. その施術を受けるとどう軽減するのか

    単純な効果でいうと、体を捻る事が出来ます。歪んだ姿勢に歪んだ筋肉が凝り固まっている状態が、椎骨が矯正されることにより筋肉に「あそび」が出来、緩みます。緩むと流れづらかった血流が良くなることにより老廃物が排出され、血流に乗って栄養や酸素、身体を修復する成分が行き渡るようになります。
    今までは歪んだ姿勢に歪んだ筋肉がついていたせいで、手術してもクセが残っているうちはまた戻ってしまっていました。正しい骨の位置に何度も繰り返し戻すことによって、正しい筋肉へと入れ替えが起こります。
    しびれなどは一度で緩解することもあれば、9ヶ月、1年かかる事もあります。血管の圧迫による症状であれば改善は早く、神経の絞扼により組織損傷が起きていた場合、筋組織より複雑な作りをしている神経線維の修復を待たなければならないので倍の時間がかかる事もあります。
    まず、身体が治る為のサイクルが止まっているのを矯正治療により回し始め、治る状態を維持することが出来るようにします。

  6. 施術頻度はどのくらいか

    6ヶ月それが維持出来て根本治療となります。頻度は毎日来て頂いてもいいですが、矯正の効果は2.3日程で戻ってくるので、週に2回から3回がオススメです。だんだん安定してくるとビフォアフターに差がなくなります。それが3ヶ月位。その状態を3ヶ月維持出来てようやく定着します。仕事での負荷が強い方や、充分な頻度が確保できないと9ヶ月、1年かかる場合もありますが、個人差があるのでその方の状態や日常生活をヒアリングさせて頂いて期間を設定出来ればベストな治療となるでしょう。まずはご来院して頂き、最良の結果となるように努めさせて頂きます。

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